ログイン ご利用案内 会社概要 メールマガジン |
・ 西酒造 ・ 鹿児島酒造 ・ 八千代伝酒造 ・ 白金酒造 ・ 小正醸造 ・ 濱田酒造 ・ 本坊酒造 ・ その他 ・ 松本酒造場 ・ 鳥飼酒造 ・ 豊永酒造 ・ 松下醸造場 ・ 高田酒造場 ・ 渕田酒造本店 ・ 佐藤焼酎製造場 ・ 緑川酒造 ・ 白井酒造本店 ・ 出羽桜酒造 ・ 天吹酒造 ・ 三千盛 ・ 李白酒造 ・ 杜の蔵 ・ 千曲錦酒造 ・ 日本泉酒造 ・ 青木酒造 ・ フランス ・ イタリア ・ ドイツ ・ アメリカ ・ チリ ・ その他 ・定休日 日曜日・祝日 ・営業時間 AM 9:00 〜 PM 22:00 |
トップ > ワイン > その他 > 都農ワイン
これはイギリスのワイン評論家トム・スティーブンソン氏の著書で、世界的権威のあるワイン百科。今回、都農ワインはアジア地域の 3部門にランクイン。 最もお買い得感のあるワイン部門でキャンベル・アーリーが1位、シャルドネ エステートが9位。ワイナリー自体も、最も価値のある ワイナリー部門で2位、新進気鋭のワイナリー部門で3位という評価をいただきました。 尾鈴連山と日向灘が出会う地、都農。この土地が秘める「未知の力」を信じたひとりの若者によって、尾鈴ぶどうの物語りは始まる。その人の名は「永友百二」。師範学校に進むより、農民として生きることに夢を託した「信念の人」だった。稲作に頼らない豊かな農業経営を理想とした「百二」は、 19歳で梨園を開園する。雨の多い都農で果樹栽培は不可能……誰もがそう思い込んでいた。だが彼は農業試験場や果樹園芸専門誌の指導を受け、栽培技術を身につけていく。 雑木林を開墾し、苗を育て、ついには屋敷田にも梨を植栽。「田んぼに木を植えるなんて」と周囲は非難したが、研鑚に研鑚を重ね、やがて東京農大主催の全国梨品評会で入賞。二度にわたって一等を獲得している。こうして梨栽培を軌道に乗せると、新たな試みに挑戦。終戦直後からぶどう栽培に着手した。 昭和28年には県内で初めて巨峰を植付。この年、「カトーバ、キャンベルぶどう酒仕込み。マスカットベリーA 2貫収穫」の記録が残されている。それから5年、巨峰は高値を呼び、注文殺到。視察者が相次ぎ、ぶどう農家も増えていった。かくして、ひとりの夢がみんなの夢にとつながっていく。 雨、蔓割病、台風、塩害と戦いながらも生産量をのばし、昭和43年には都農町ぶどう協議会が発足。その後も彼は接木・挿木に技量を発揮し、新品種開拓に情熱を傾けた。巨峰にスーパーハンブルグを交配した「尾鈴」、同じく巨峰に間瀬8号をかけ合わせた「日向」は、昭和55年、農水省に品種登録されている。 1本の苗と1本の台木から巨峰を増やし、尾鈴ぶどうを誕生させた伝説の人。 その志を継いで、都農は新たな夢を紡ぎ続けてきた。県下有数のぶどうの里から、ワインの里へ。そして固有のカルチャーを発信する町へ。みんなの夢がいま、ハーモニーを奏で始める。
|